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今をときめく社会派クリエイター5名を集めてみた/むしゃむしゃデザインニュース


デザイントーストのチーフメンターほりが、毎日ちょこっとデザインニュースを紹介します。おやつにどうぞ!


20年前から変わらない著名なクリエイター

今日は新しい世代における、活躍中の社会派クリエイターを紹介します。


広告業界やクリエイティブ業界は、長い間かなり保守的かつ、古い業界でした。

近年、若い世代のクリエイティブ界隈の「社会をアップデートしていこう」という

社会派クリエイターが、徐々に大きな変化を起こしています。


広告業界は、ADCなどの、権威を持った広告団体のみが広告のトップとされ、

内輪でしか社会的に立場・権威の高いクリエイターとして評価されることがありません。


それが原因で、毎年広告年鑑に毎年名を連ねるクリエイターは20年前から変わりません。


佐藤可士和、佐藤卓、深沢直人、原研哉、森本千絵・・・




当然、彼らは間違いなく実力者ですし、尊敬すべきクリエイタ―たちです。


でも、上の権威ある人のコネクションありきで、

良いクリエイティブが本当に評価されていると言えるでしょうか?


何より、若い人が全く入ってきておらず、時代がずっと止まっています。

クリエイティブディレクターなら、クリエイティブ成果物で評価されるべきです。



そんな時代に風穴を開ける新しいクリエイター5名を

今回は紹介したいと思います!



辻 愛沙子さん


(株)arca CEO /クリエイティブディレクター

クリエイティブ現場で自ら発信を続けている。

ジェンダーに関わる社会問題なら辻さんがまず声がかかるのでは?と思うくらい、

日々躍進中の、現在とても影響力のあるクリエイターの一人。


作品はこちら。


Social Coffee House・・・社会課題からカルチャーなどの教養を学ぶスクール。

(クリックでWebサイトに飛びます)


Ladyknows・・・男性の育休、ルッキズム、アスリート界のジェンダーギャップについて取り上げた


Milbon・・・控えめでサポーティブ=女子力とされている固定観念に対し、もっと自由で多様なそれぞれが持つ女性の力=GIRLS POWERだという想いをビジュアライズ化した企業広告。




三浦崇宏さん


The Breakthrough Company GO 代表取締役 PR/クリエイティブディレクター

カンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバルでTESS社「COGY」がプロダクトデザイン部門の銅賞を受賞。



CAMPFIRE × GO

AD FOR GOOD



朝日新聞社

#広告しようぜ




牧野圭太さん

博報堂を経て、2021年からDE InDE代表。

社会性あるコミュニケーション企画が得意分野。


Oisix×クレヨンしんちゃん


Tapista 選挙へ行こう!キャンペーン


スプツニ子!さん


理系現代美術家。

ジェンダーや生命をテーマにしたり、テクノロジーとアートを融合させた作品を作る。


・2014年FORBES JAPAN 「未来を創る日本の女性10人」選出

・2017年 世界経済フォーラム 「ヤンググローバルリーダーズ」選出

・2020年ダボス会議に登壇

・2019年にはTEDフェロー(英語版)に選出され、TED2019に登壇

・28歳でマサチューセッツ工科大学(MIT)の助教授

・32歳で東京大学特任准教授、33歳で東京芸術大学デザイン科准教授に就任


輝かしい…!!!

こちらでは、構造的差別について話しています。


これまでに発表してきた作品。


生理マシーン、 タカシの場合。」・・・生理を疑似体験できるマシーン

一見して、何てふざけた作品なんだ!と思うかもしれませんが、

お腹に電気が走り、血が流れるというマシーンを本気で作っているところがすごい




「チンボーグ」・・・装着した人の心拍数にもとづいて、モーターが上下に動く架空の「ペニス」。



ハヤカワ五味


株式会社ILLUMINATE/株式会社ウツワ 代表取締役

女性の体を快適に、素敵な商品を作るクリエイター



Feast・・・胸の小さい人(シンデレラバスト)向け下着ブランド


ILLUMINATE・・・サプリや、デリケートゾーンソープの販売を行う




クリエイティブ×社会活動家が現れる背景

しかしどうして、クリエイティブと社会を良くすることがそこまで関係あるのか?

と思われる方もいるかもしれません。



●理由1・SNSで反応がダイレクトに分かるようになった


人の目につくものを作る広告や記事が、モラルや、社会問題への関心の無さから炎上する例が多くあったり、

逆に、実は需要のあるスモールビジネスが反応が多いことから可視化されるようになり、注目され売上につながったりなど。



●理由2・デザインや広告界隈の職場環境


私がいた制作会社もそうですが、

どこも職場環境が働く人のことを考慮されておらず、

鬱や体調を崩したり、過労死、自殺という問題が問題視されてこなかったことに多くのクリエイターが、当事者として問題意識を持った経緯もありそう。


たった数年前の新卒社員でも、ブラックな会社に入社したという話はいくつも聞くし、

私のいた環境では10年前の制作会社ですが、AM2時からのミーティングや意味のない残業は多くあり、

それ以外の会社も精神を病んだり、数か月で誰かが来なくなることも日常茶飯事。



弱い立場が、Noと言える環境づくりや、

社会的に誰かを搾取することで利益を得る経営形態は、社会的に認められるものではないし見て見ぬふりをされていい問題ではない、ということを私はその時ずっと感じていました。



人の気持ちを理解しようとするクリエイターしか、デザインで目的を達成することは難しい

辻愛沙子さんや多くの社会派クリエイターに私はとても共感する部分が多く、

彼らもおそらくそうだと思うのですが、社会への問題意識や周囲への対応って、教育や子どもの頃からの刷り込みから多く受け継いでいるなと感じています。

そのため、デザイントーストの課題も、あえて 「育児休暇をとる男性のインタビューページ制作」 「シングルマザーの女性の養育費相談バナー制作」 「海外に住む日本人主宰の着物教室のWebサイト制作」 など、


こうなってほしいと思う未来をあえて入れ込んだり、

国際的な視点を受講生に当事者意識を持つきっかけになってほしいと思い、

従来の日本のデザインだけの課題ではなく、広い視点で本当に必要とされ、時代をキャッチしていけるクリエイターに育ってほしいと思っています。



デザインを学ぶって、レイアウトだけではない。

誰が見るか、見る人がどんな気持ちになるか知る必要があり、人の気持ちを知らなければものを売ったり、目的を達成することがそもそもできないんですよね。


できる限りリサーチし、自身で手を動かし、

見る人の気持ちを操る魔術師になる必要というところがあるなと思っています。




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