Vol.01

 

Interview.

 
#02
イギリスのデザイナー転職は、
面談とポートフォリオ審査だけじゃない
2021.07.10
TOP > インタビュー > 日本のデザイナーは、海外で活躍できるのか?

海外と日本の違いは、

デザインとプレゼンテーション

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英語はかなり勉強したんですか?

 
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してないんですよ、それが(笑)

大学のデザインのコースで、2年制って言ってもすっごいレポートとか書かなくちゃいけなかったのと、プレゼンテーションで鍛えられましたね。

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キャシさん自身はプレゼンはお得意ですか?

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いいえ。私、実はつい最近まで大嫌いだったんですよ、プレゼン。やりたくないってずっと言っていて(笑)

ロンドンでUIデザイナーになる前、現地で別の仕事でフルタイムで働きながら2年半ほど学んでいました。当時教えてくれていた先生に「今のデザイン業界はプレゼンできなかったら、もう就職ないよ!」って言われたんですよ。

「プレゼンできないとどこも取ってくれない。絶対」って、説得されたんです。それでめちゃくちゃ練習しました。

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日本では「プレゼンするのはデザイナーではなくディレクターや特別な人」と思われていますが、欧米圏は当たり前みたいですよね。

アメリカから帰国してから、UIデザイナーになるまでの経緯も聞いていいですか?

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最初に私がグラフィックデザイナーになったのは1994年でした。

帰国し、デザインをしていなかったブランクが10年ほどあります。日本でデザイナーにならなかったのはなぜかと言うと、帰国時の日本っていうのが全部アナログで、私が勉強してきたことを使える場所がなかったんです。

 

デザインから長い間離れていた間は、日本やイギリスで働いていました。

リサーチャー、スタバのバリスタ、秘書、歯医者受付等色々していました。めちゃくちゃですよね(笑)当時、知り合いのウェブサイト等を作ってはいましたが仕事としてはやっていませんでした。

2016年からまたデザインの勉強を再開し、

オンラインコースでフロントエンドのディベロップメント、UXデザインのオンラインコース、UIデザインをロンドンのブートキャンプで学びました。トータル2年半ほど学んだ後、2018年にUIデザイナーとして正式に仕事を始めました。

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海外のデザインと日本のデザインはどう違うと感じますか?

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海外はシンプル、Less is moreの考え方で、キャッチコピーやピッチを1つか2つ持ってきて、余白をたっぷり取る傾向があります。

日本は町並みやスーパーのチラシ、ゲーセンなどがそのままデジタルになったような、詰め込めるだけ詰め込んであるデザインが多い印象がありますね。

 

ちなみに、日本だけで通じるデザイン用語や職種が多くて、結構な頻度で困っています…

キャシさんの作品

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今、海外では何のデザイナーの需要が高い?

面談はどういうことを見られるの?

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今、海外で需要の高いデザインジャンルってあるんでしょうか?

 
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今、デザイン業界すごく需要高いですよ。本当に。

UXデザイナーとか、めちゃくちゃ求人出てます。アメリカもイギリスも凄い数です!Webデザイナーとかはちょっとわからないんですけど、私のいる業種に限って言えば、UIデザイナー・UXデザイナー等は本当に、すごい数の求人が出ています。

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面談の流れは、どのような感じなのでしょうか?

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通常、私の経験からすると、最低でも2ステージ。一般的にどの会社も4ステージくらいあります。

・第1ステージは、

リクルーターから15分から20分ぐらい電話でスクリーニング。

・第2ステージは、

面談する予定の会社の採用担当とZoom(現状はコロナ禍のため)

 

・第3ステージは、

多くの場合は、この辺りでデザインチャレンジというタスクを出されます。

 

・第4ステージは、

自分の行ったデザインチャレンジのプレゼンをしなきゃいけないんですね。併せて、過去の自分がやってきたお仕事のプレゼンをする時もあります。

 

ウォークスルーとも言って、ポートフォリオでは、自分の推したいプロジェクトを1-2個ピックアップして、それをプレゼンするのもよくありますね。

もう面接でもプレゼンなんですよ。だから、「プレゼンは大事」と説得してくれた当時のUIデザイナーの先生には本当に感謝ですよ(笑)

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今までの面談の経験上、「これは受けが良かったな」というものはありましたか?

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このプロジェクトっていうよりも、「御社に合うプロジェクトだと思ってチョイスしました」って言い方をすると、すごい喜ばれますね。

日本でも海外でもそうだと思いますが、面接をする企業をしっかりリサーチしてる分かるようなプレゼンをすると受けがいい。

お話しした人が結構口をそろえておっしゃってたのが、そのリサーチをしてこない人や、どこの会社にでも当てはまるようなことしか言わない人が結構多いということらしいんです。

向こうの立場になると、準備や時間をかけて準備してきてくれた人の方が、特別には思えますよね。

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スクールで学んだことは勉強になりましたか?

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なりました!最後に行ったUIのブートキャンプはすごく良かったです。今でもその先生とやりとりしています。ロンドン拠点はなくなってしまったんですが。

今はどの企業もUX デザイナーなどを雇うようになっているので、学べるスクールがとても増えましたね。

英語力は、どのくらい必要か?

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英語力についてもお聞きします。

最近、ITエンジニアの海外転職の話題をよく耳にするのですが、「デザイナーはエンジニアに比べ語学力が必要だ」と聞いたことがあるのですが、本当ですか?

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イギリスに限って言えば、エンジニアさんも英語力要りますよ。

デザイナーもエンジニアも一緒で、チームメイトやステークホルダー*とかに「自分が何でこれをやったのか」を説明しなければいけないんです。

なので語学力は避けて通れないです、エンジニアさんでも一緒です。

*ステークホルダー=取引先顧客や、投資家・消費者などの利害関係者のこと。

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就職するにあたり、英語力は大体どのくらいあればいいでしょうか?

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高ければ高いほどいいです。

まず北米に行きたいならTOEFL、UK・欧州・オセアニア・インド・中近東を目指すならIELTSを受験すること。

具体的な最低スコアはTOEFL94-100、IELTS7.0を取れれば何とかなります。またプレゼンテーションスキル、面接特有の英語も必要です。

 
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​語学力は、どちらかというと​多国籍な大都市の方が、完璧な語学力でなくてもいいのかな、とも思うのですが、どうですか?

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その通りだと思います。

色々なアクセントを持ってる人が当たり前だから、通じればいいんですよ、本当に。特にロンドンは多国籍です。1歩ロンドンから出ると、バーミンガム(イギリス第二の都市)ですら多国籍ぶりは大分落ちますね。

 

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